NHKで長崎・天草「潜伏キリシタン」 世界遺産についての番組中に隠れキリスタンがパンの代わりに「ふくれまんじゅう」を作っていて、上五島の郷土料理として紹介されていました。
これ!母が作ってくれるおまんじゅうに似ていたので(あんこが入ってますが)、電話で「あの饅頭って隠れキリスタンの人がパンの代わりに作ってたんだね」と話すと、「そうかもしれん。矢坪、黒崎の人は上手い作ってたもんね。」と。
よくよく聞くと、母の実家も矢坪で隠れキリスタンだったどうです。
81歳の母ですが、生まれた時の洗礼で「ジュアンナ」という名前をもらっていたそうです。
47年間一緒に過ごしてきたけど、知らんかった!
西海市崎戸町平島は世界遺産でも有名になった上五島・頭ケ島の横の島です。
もともと長崎の神浦から逃げてきた子孫で、崎戸町平島の4つの地区の矢坪・黒崎に住み、
表は真宗で仏壇もあって、納戸にキリスタン同士が集まってお祈りしてたそうです。
お葬式もお坊さんに来てもらってお経を読んでもらうけど、裏では年寄りたちが祈りを捧げて、キリスタンの儀式でお別れしていたそうです。
母は昭和12年生まれ。
教会もない地域ですので、この時も隠れて祈りを捧げていたんですね。
今は、みんな浄土真宗になってるよっと言ってました。
昭和の初期まで隠れて信仰していなかったら、キリスタンとしての信仰が続いていたのかもしれません。
五島にはそんな島がたくさんあるのかも知れませんね。
また、ゆっくり話を聞いて見たいですね。